『身体を引き受けるートランスジェンダーと物質性のレトリック』オンライン読書会
ゲイル・サラモン著
『身体を引き受けるートランスジェンダーと物質性のレトリック』
次回開催予定
第7章 文字=手紙(レター)を保留することー国有財産としてのセックス
日時:2021年2月20日(土)17~19時(講義&読書会)
☆19~20時に任意参加の座談会を予定しています。
場所:オンライン(ZOOM)
参加費(講師謝礼):1000円
内容:講師の古怒田望人/いりやさんをお招きし、課題本への理解を深めることを目的とした読書会です。課題本の第7章 文字=手紙(レター)を保留することー国有財産としてのセックス をお読みの上ご参加ください。課題本が入手困難な方でも参加歓迎です。オンラインではありますが事前に、また講義中もチャットにて質問をお受けします。
archive(既に開催終了した回)
イントロダクション
第3章 身体自我と物質的なものという不確かな領域
第4章 性的図式ー『知覚の現象学』における転位とトランスジェンダー
第1章 ボーイズ・オブ・ザ・レックスートランスジェンダーと社会構築
第2章 トランスフェミニズムとジェンダーの未来
第5章 性的差異のエチカをトランスするーリュス・イリガライと性的未決定の場
第6章 性的無差異と限界の問題
『参加お申込みはこちら』をクリックすると決済サイトに移動します。参加費のお支払いでお申込み完了となります。メールアドレス宛にレジュメとミーティングルームのURLをお送りします。
講師の古怒田望人/いりやさんから、本書について
課題図書『身体を引き受ける』は翻訳者の藤高和輝から薫陶され翻訳以前から学会発表、論文等で参照し、翻訳にも微力ながら関わった。
本書は、トランスジェンダーを、哲学、精神分析、社会学、政治学、フェミニズム、クィア理論等から総合的に分析する「トランスジェンダー・スタディーズ」の流れをくむ最新の著作である。トランスジェンダー・スタディーズはアメリカでは学科があるほどの認知度と評価があるが、日本では一部の知的階級以外には共有されず、翻訳もなされてこなかった。本作はトランスジェンダー・スタディーズの歴史、また現在のトランスジェンダー問題も抑えられており格好の入門書といえよう。また、これまでジェンダー、セクシュアリティは言語の水準で論じられてきたが、私たちが日々感じている身体の水準での議論が欠けているとの批判があった。そのため、これまでの社会構築主義的な観点と、現象学という身体経験を記述する哲学を合わせたトランスジェンダー現象学が現れた。本書はそのトランスジェンダー現象学の最先端でもある。
講師の古怒田望人/いりやさんについて
大阪大学大学院人間科学研究科現代思想博士後期課程
専門は現代フランス思想を中心とした哲学とセクシュアリティの哲学的研究
「身体を引き受ける」では、訳者の藤高氏とも関わりがあり、翻訳にも参加
ライター、モデルとしてもご活躍
「性」を共有する哲学カフェ「ふらてるにて」代表
「ふらてるにて」FB:https://www.facebook.com/ilyaunetrace/
「ふらてるにて」twitter:https://twitter.com/lafraternite12
古怒田望人さんの過去執筆記事
トランスジェンダーが出会う、社会的な死
https://wan.or.jp/article/show/8551
『新潮45』問題から東京五輪後のLGBT運動を想像する
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2018/09/27/tokyo2020lgbt/
古怒田望人さんの研究者してのご実績はこちら